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短歌2009
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0901 |
丸木舟葦かき分けて
少年の初めての旅となりの村へ
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NHK短歌(2009年9月号掲載)
佳作 題:丸 選者:今野寿美氏
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0902 |
降りしきるアマゾンの森に
「ヤノマモ」の子産み落とされて精霊となる
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NHK短歌(2009年12月号掲載) 佳作 題:降る 選者:米川千嘉子氏
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0903 |
靴のひも結びてくれし母の髪に
白混じりおり受験日の朝
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NHK短歌(2009年12月20日教育テレビ放映) 特選二席 題:靴 選者:東直子氏
選者評:母親の老いを初めて感じた一瞬だったのだろう。 受験という初めての試練に向かう自分と、玄関で見送る親の気持ちが交錯するこの朝の構図が素晴らしい。
櫻井和空(まるまる短歌と俳句)評:中学受験だろうか、或いは高校受験だろうか。まあ男の子としては、余計なお世話で煩わしいだけだったりするのだが、苦労をかけているのだと気づいてドキッとした。
実際、母親は白髪がたくさん出てくるほど気をもむらしい。
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